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あい。のむらまんさい  [2004-5-31] [ from 本站原创 ] | |
平安の時代。それはまだ人とあやかしが共に生きていた時代。 都では夜闇を鬼が跳梁し身分貴き者たちを襲うという怪異が相次いでいた。その鬼は太陽が黒く隠れる日暮れの現象(日蝕)以来出没し、以来4人の人々が襲われていた。それも一人目が肩、二人目が鼻、三人目が口、四人目の神官に至っては足を喰われているという猟奇的なものであった。 源博雅(伊藤英明)は右大臣・藤原安麻呂(伊武雅刀)の依頼を受け、陰陽師・安倍晴明(野村萬斎のむらまんさい)の元を訪れる。安麻呂には娘がいた。類まれな美貌を持ちながら男装に身を包み、弓を扱わせれば右に出るものはいないことから「鬼も恐るる男姫(おのこひめ)」と呼ばれる日美子(深田恭子)。その日美子がその日隠れの起きた日以来、夜な夜な覚えなく夢遊病のように彷徨い歩くというのだ。都を騒がす鬼と娘に何か関連があるのではと心配する安麻呂。何も案ずることはないと言いきる晴明だったが、安麻呂が日美子についてどうも何かを隠していることを悟っていた。 そんな折、博雅は鬼が跋扈するといわれる夜道の帰りに、琵琶を美しく奏でる若者・須佐(市原隼人)と出会う。須佐の故郷に古くから伝わるという清らかで切ない調べに感動し、管弦の友としてたちまち意気投合する2人。だが須佐がいったい何者なのかは、博雅にも謎であった。 また同じ頃、都にはどんな傷や病もたちどころに治すことから、神と崇められている術師・幻角(中井貴一)が現れていた。平安の都はきらびやかなる貴族たちの宴が毎夜行われる影で、悪政や貧困に苦しむ民たちのあえぐ声が闇を満たしていた。光の当たらない民衆は、身分の分け隔てなく病を癒す幻角を本当の神のごとく敬っていたのである。そこに巷流れる幻角の噂を聞きつけた貴族たちがいた。権力を握ろうとする藤原一族や、安倍晴明のことを心よく思わない彼らは、謎の男・幻角を担いで晴明に対抗し鬼退治をしようと画策する。そして内裏では、都の宝「アメノムラクモの剣」が音をたてながら怪しい光を放ちだす。「アメノムラクモの剣」にただならぬものを感じ取った晴明は、剣について古い書物を調べ始める。晴明・博雅・蜜虫(今井絵理子)は朝廷と出雲の国との衝撃の事実に辿り着く。 果たして「鬼」の正体とは?安麻呂が隠す事実とは?幻角とは一体何者なのか? 晴明は陰陽道の神髄「八卦」に事件の関連性を見出すのだが、謎を解き明かすその八卦の延長戦には、朝廷の力によって闇に葬られた、出雲国の衝撃の闇がひろがり始めるのであった。
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By [dew] at 23:51:24 | Comments [0] | TrackBack[0] | 1214 views |
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